慶応通信×仕事×子育て 4年で卒業した話

 学問は米をつきながらもできるものなり 福沢諭吉

卒論自体が「???」「自分に書けるものなのか?」

そもそも卒論って?

 

卒論のテーマの見つけ方がわからない、

悩んでいる…と聞きました。

研究テーマを決めて入学する方もいますが、

大学に入ってから自分でテーマを決めなければいけないことを知って、

戸惑っている・・という方も多いようです。

 

私の指導を受け持ってくださった

教授の ”あーなんて、「ほっとする一言。」″

 

卒業論文は大学で学ぶ総決算であり、

卒業要件となっている論文で、学位を請求し、

学士号を取得する為の論文である。

しかしながら・・

重要なのは、誰かに何かを伝えたいという思いである

そうであれば、文がかける人であればその思いを伝える作業が卒論の執筆である。

つまり誰の、どんな思いであっても卒論になる。

 

とのこと。

 

えーどんな思いでもいいの(;'∀???

 

つまり、先ほどの誰かに伝えたい「何か」がテーマになるということ。

それは、自身が見聞きしたり、経験を重ねたりした中で、どうしてかな・なぜ・これはおかしい、面白い、と感じたことがご自身の興味であり、それがテーマになり得るということ!と解釈し、肩の力がふーっと抜けたのです。

友人と話すとき、「だって、これこうじゃない?」って

熱く熱く語りたくなる、それが初めの一歩かもしれません。

 

皆さんの卒論執筆が楽しいものになりますように

応援しています!

 

ご参考になれば・・(例)Hanaの場合・・

問題意識となった背景は・・こちら👇・・

 

blog.hatena.ne.jp

#卒論

 

 

 

社会人大学生 卒論どうする?

テーマ、先行研究・・同時進行?

「卒論のテーマは決まってますか?」入学式の日に声をかけていただいたある慶友会の会長さん。Hana「はあ、まあ学びたいことがあってこちらにきたので・・ただ、アプローチはまだ・・考えていません」。そうZE~RO~(ぜーろー)ですよ。学友さんの中には、「このテーマでの卒論を〇〇先生のご指導のもと、書きたいので、慶応にきました!。」という方もいれば、当然「卒論って何から始めればいいの?」という方まで、これもまた百人百様。理系出身の方は、文系の論文との違いに戸惑うこともあると、現役医師の学友さんはおしゃっていたし・・。なかなか、ムズカシイ。ただ、興味や関心があることを、それを「何でだろう」と考えること、それがHanaにとっての出発点。あとは、不思議?偶然?というか、同じように「何でだろう」とお考えになっている先人達もいらっしゃるのではないか・・と考え調べてみる。出てくる出てくる。この先人の論文読み(先行研究)に時間をかけたな。「答えなんて出っちゃってるやん!それ・・(;'∀')。」の繰り返し。既に正解がでているのを教わるのでは、卒論にならない。そこからさらに、自分自身で問い直しの繰り返し。Hanaは指導登録前後から、先行研究を同時に始めていたけれど、第一回目の指導日には、Hana「実は既に先行研究でこのようなものがありまして‥既に提出した章立ては変更せざるを得ません・・(しどろもどろ)・・」という始末。ただ、Hanaには、どうしても指導をお願いしたい教授がいて、これが予備指導となり、「ダメだね」と言われたら、もう半年練り直すつもりでいた。なぜなら、前出の会長さんに「Hanaさん、そのテーマなら○〇学じゃなくて、〇〇学で書けるんじゃないかな?」と言われたあの日から担当教授の書籍や論文を読んでいて、〇〇学にのめり込んでいった経緯があったからだ。「さて、ここからどうしよう?」。このように普通の大学生と異なりゼミに入り、先輩やら担当教授に気軽に質問ができない慶応通信の卒業論文。ここから先は、孤独で楽しむ「独楽学」を少し広げることをおススメしたい。

「一人ぼっち勉」から「半学半教」へ

そう、諭吉先生の「半学半教」精神。一人一人が先生となり、先に学んだ者が、後から学ぶものに教えるというもの。ぼっち勉強が好きなHanaは、慶友会なるものは入会はしたものの、勉強会やらイベントは参加しなかった。けれど、卒論だけは別。なぜなら、レポートと違い、三回の指導の間が半年も空く。その間、方向性が合っておらず、とんでもないことになっているやもしれぬ不安との戦いを、孤軍奮闘するのは、相当キツイ。同期の学友さん達は、「卒論にはリーチしてないのでお力になれず」と。夫も毎週末、Hanaの「どうしよう?」に付き合ってくれたけど、「卒論の領域になると、専門分野が違うと安易に答えられない」なんて、真面目に言うし・・。そんな袋小路状態となり、ボッチ度(一人ぼっち度)を少し広げて、慶友会のつながりで、いろいろと質問できる機会をつくっていった。加えて、これはあまり一般的ではないケースかもしれないが、Hanaの担当教授はゼミ形式で卒論指導してくださったこともあり、ゼミLINEグループができた。「半学半教」精神で、お互い教え合って、学び合って、高め合っていけたことは、最高の学びだったといえる。他にもスクで先生をつかまえて質問する。卒論を書き終えた人に質問する。ここからは、教員や学友さんとのつながりを遠慮なく、躊躇することなく求めていった方が100倍楽しくなる。そして卒業後もそのつながりが続いていくことが社会人大学生の巨大な副産物なのではないだろうか。人とのつながりが希薄な現代社会において、同じ学問領域で話ができる仲間ができるという充実感は、入学前には想像もつかないことだった。「卒業」が副産物だったかもしれないと思うほどの重みなのである。そう、だからこそ「卒論、どうする?」と孤独に考えることからボッチ度を自分の許容範囲まで広げて共に学んでみてはいかがでしょうか?生き方が変わるような出会いがありますように。

まとめ

半学半教・・

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

皆さまが、「とにかく楽しく!」社会人大学生を送ることができ、誰かや何かに出会うことで人生がより豊かになりますよう心よりお祈り申し上げます。

読者になっていただいた方には、公開質疑応答という形でお答えできる範囲で質問もお受けします。匿名で構いません。

                            2024夏 Hanamizuki

 

 

 

社会人大学生 科目試験とかレポートとか

いくつになっても試験はね・・緊張するけど・・

子どもには試験の時には問題文をよく読んでねと言い放つくせに、いざ論述試験の用紙を前に、書きたいことをぜーんぶ忘れてしまいそうな気がして、焦って解答して大失敗したHana。試験会場を出て、何てとんちんかん(;'∀')なことを書いてしまったのだろうと落ち込んだ日もあったけ。試験開始後、数十分して退出する学友さん達の足音に「うっつ早い!」と焦るHana。あとから学友さんに「もうこの問題わからないって場合は、諦めて退出、次の時間の試験に備える」と聞いて驚くHana。そんな「賭け事」みたいなことは、Hanaはできない、結構小心者?。いやいや、仕事もあるから試験日程もそんなに調整できないし、予定通りにクリアしたいから、6科目3勝3敗よりは、4科目に絞って、全勝したいだけ。やっぱり、準備の量で緊張感は違うような気がする・・。

 

レポート コツさえつかめれば・・

高校の教科書だって、世界史Aを学習後⇒世界史Bの方が、理解がぐんと深まるからその順番になっているわけで・・。だけど・・社会人学生は順番だって自分で組み立てる必要があるから、大変なのね。試験、レポート等・・わかってるわい!と思う方は読み飛ばして。

全くレポートの書き方がわからないと言う方、一冊本を読んでみるのもおススメ。

個人的には、慶応出版会で発刊しているものがおススメですが、「誰かに教えてもらいたい!」という方には、慶友会の「レポートの書き方」等に参加してみるのも良いかもしれない。Hanaは参加したことがないので、詳細はご自身で確認してみてください。

最後に・・

  • 試験もレポートも楽しむ 
  • ー自分の経験が豊富になった分だけ俯瞰してみるー学生時代とは違う視点で物事を捉えられている自分を「素晴らしい」と褒めてあげよう。アップルのスマートフォンについて、サプライチェーンの視点で書いたレポートは学生時代には絶対に書けなかったと思う。一部の教員はその視点も楽しみにしているのでは?と思ったこともある。先生、違っていたらゴメンナサイ(;'∀')。

 

社会人大学生 楽しいですか?

楽しみながら、回す。グルグル回す

実はHanaには、心に残る言葉かけをしてくれた人が数名いる。そのうちのお一人は社会人大学生を余すことなく楽しんでいた。Hanaにも「楽しんでくださいね」と。もうお一方は文学部教授でテレビにも出演されていたこともある有名な先生。学会へ出向くことや文献の探し方を教えてくださっただけでなく、印象的だったのは「やめないでくださいね。やめなければいつか卒業できます」「えっ?」この当たり前すぎる言葉の意味は何なのだろうと。上り坂で先が見えないな、同じところで何度も足踏みしているなと思う時、誰かや何かと比べてしまっている時、手ごたえを感じない時、孤独を感じてしまう時など、やめる理由が沢山でてくることでしょう。しかーし、続ける方法も100通りも1000通りもあるということ。それは、「楽しむ」ということが根底にあれば、方法はいくらでもあるように思うのです。どうしても嫌なものは、撤退したっていいし、続けてもいい。全部自分で決めていい。だから楽しさは自分の心が決めているのかもしれないですね。孤独の範囲を少しだけ外へ広げてみると、楽しみ方も変わってきたりします。その際、自分にとって大切なものを守りつつ、誰かや何かと比べないことは、楽しみ続ける重要なファクター。

少しでも伝わりますように。

最後に一つ。学生料金が適用されることも楽しみの一つ。Hanaは演劇鑑賞や、美術館巡りが大好きなので、学生証も使い倒してきた(;'∀')。子ども達には「母さん、それはズルくないですか?」と再三言われたけど・・。U25以外は、社会人学生の特典!

 

楽しく回す・・

 

社会人大学生 限られた時間の中でどうする?

忙しさで心を亡くさない不思議な時間

そう、社会人大学生は忙しい。本当に忙しかったHanaです。でも数多、手を出したどんな趣味よりも楽しかったかも・・しれない慶応通信。だから忙しくても時間ができると、問いの切り口を探して、その答えを探すことに夢中だったのかもしれない。なぜなら、問いは「どうしてだろう?」「なぜだろう?」「不思議だな?」と自分でひねり出して良いものだから、丸暗記する学生の勉強とは大きく異なる。そう、ここは学びを問う場所。今回のブログは、「Hanaさんは仕事も子育ても家事もあって、どうやって、時間をやりくりしたの?皆どうやって時間をつくっているのだろう?」という学友さんからの質問に答える形でツラツラ書いてみる。Hanaは、科目試験でどうしても多少の暗記が必要な科目の時は前日に有給休暇をとってたな・・。早く覚え過ぎると忘れてしまうお年頃なので・・。「7回読み」と山口真由さんは言うけれど、社会人大学生には、7回読むための時間の確保はムズカシイ。しかも○〇思想史の分厚さで、7回は相当キツイ。さて、どうする?楽しいと感じる方法が一番心地いい。あなたの心地のいい方法をみつけてほしい。

 

使える時間は、誰でも24時間



社会人大学生 優先順位はどうやって決めていますか?

優先順位 四分割法

 

どのようなことでも、迷った時はすぐに四分割して考えるHanaです。人付き合いも(お誘いも)全てこれ(四分割)で決めると案外スッキリ、割り切れたりして(笑)。友人に「ひどいよ!」とお叱りを受けるHanaです。

 

大量のテキストのもう一つの分類方法として、大まかに四分割。親切にも過去の科目試験がテキストと同時に送られてくるので、それをじっくり眺めてみるのは敵を知るという意味において、案外得策かもしれない。持ち込み可でどこまで準備が必要か、ある程度持っている知識で論述できるか等、探ることができる。やることが多い社会人はやるべきこともシェイプアップしないと、いろいろなことが回らなくなって何もかも投げ出したくなることも。優先順位がつけられると、あとは問題解決に向かって一つ一つ片づけていけば、必ずゴールに向かうことを知っているのは、社会人の強み。

 

 

 

社会人大学生 段取り九分、詰め一分

昔の上司に言われたな・・段取り八分って。段取りさえできていれば、あとは何も考えずにすむって。いやいや、段取り九分、いやもしかすると9分五厘を段取りにかけるHanaです。

当初12年間のんびり生涯学習をする予定だったのに、もともとせっかちな性格に加え、学んでいるうちに次のステージに進みたいとか・・子どもの受験期とかぶるとHanaの性格的に無理だな等等、考えて、最短で卒業してしまおう・・とギアチェンジ?した。

 

その時、考えた大まかな”Myルール”は・・

一番時間をかけたい大まかな設計図

設計図通りに進捗しないことももちろんあるが、Hanaは、自分の仕事のスケジュールと休暇とにらめっこして、大まかなスケジュールを決めてExcelに落とし込んでいた。スケジュールって入れてみると案外、空き時間が見つかったりして、かなり余裕を持ったスケジュールが組めたりする。

例えば・・最後の一年を卒論に没頭したいHanaは、テキストとスクの抱き合わせ計画を立て、それに合わせてすべてのプライベート、仕事、家族の予定を組みかえた。実はこの通りに進めていくのがタイパ的には良いのではと思っている。Hanaは、学友さんの中で、一番スクが当たらなかった人。皆が第一希望が3つも当たっている中、Hanaは、たいてい第三希望、1つとか・・(´;ω;`)。本当にスクは最低限しか受講できなかった。そんなこともあり、スクが当たったものは、とりあえず興味がなくても受講してみると意外と面白かったり、興味がないと思っていたものでも興味が沸いたりする。そうなったら、同科目のテキストも同時に進めてしまうチャンス。レポートのネタまで概ね見つけることができたりして、副産物だらけ。当たらない人はこれもチャンスかもしれない・・です。

 

段取り九分、詰め一分。スケジューリングも楽しんで!