慶応通信×仕事×子育て 4年で卒業した話

 学問は米をつきながらもできるものなり 福沢諭吉

社会人大学生 ロードマップ?

タイプ別 ゆるり・・ロードマップ

どこに行くのも、何をするのもざっくりでも道順や行き方がみえていると少し安心するHanaです。Mapや乗換案内を考えてくれた人、本当に素晴らしい!感謝!。

というわけで、今回は多様な学び方ロードマップが少しでも見えて、少しでも参考になったらいいなあという思いを込めて、ゆるめに書いてみます・・。

*typeは前のページで確認してください。あなたは二泊三日の旅行予定(最短で卒業)ですか、長期旅行(期限はなし)の予定ですか?

~A type~ 

1年目・・ スクーリング 
春と秋は週末、夏は昼、秋から冬に夜間、可能な限り受講!

仕事が休める人・・又は学業専念の人は・・
夏3クール(計6科目=12単位)、夜間3科目(6単位)という人もいたな・・。

遠方の方は映像授業も駆使して4輪駆動的?スクーリング受講の学友さんも。

Akaneさん「えー?Hanaさん2科目だけ~?」

Hana「そうねー。1週間しかお休み取れないよ。しかも夏スクで私の夏休み終わりだよ(笑)(フツーそうやろ。仕事している私は1クールが精いっぱい(;'∀'))

Akiraくん「週末スクも夜間スクも取りまくります」

Hana「(;'∀')すすすっごい!」

(週末は溜まった家事と子どもの学校行事でどうやっても無理( ;∀;)夜スク?ご飯つくらなあかんやろ・・。はい、Hanaさん、夏スク以外ムリでしょ?)

 

1年目 テキスト科目

「英語」          
得意であれば一年目に片付けるべしと学友さんからの取説(トリセツ)。英語のスクが取れないからとか・・他、諸々。これは伝説的に語り継がれているようで、真意のほどは定かではありませんのであえて掲載しません(;'∀')。

でも、こういうところはなぜか素直にトリセツに従うHana。

入学して、英語は1年目にテキストⅠ、Ⅱ、Ⅶだけ片付けた。

補足:どうしても英語が好きではない、苦手科目だったという方は、慶応通信の英語の勉強法について書かれている方のブログ(スタサプとかクイズレットを駆使する方法等)や慶友会などで、英語の勉強会などを開催しているところもあるので参考にされるのも良いかもしれない。ただ、時間の制限や、何に困っているのかは百人百様なので、「誰かさんの良い」が、「自分にとって良い」かはわからない。まずは「テキスト科目履修要領」の「外国語科目/英語」を熟読(役立つ情報満載です)し、テキストをざっと眺めてみることをおススメします。普段から英語に触れている方で英語が得意なら、Ⅱ、Ⅲ、Ⅶをさくっと、教職を目指す方はⅠを加えてしっかり学ぶのがHanaの英語おススメ雑感ワールド。

 

Alone さん「入学後(春入学の場合)は第1回目の試験はレポート締め切りに間に合わないので試験を受けられない。だから、最初のレポート締め切りは5月の下旬」。

Hana「ひえーそうなの?。わかった。つまり今でしょ!これ(英語ⅠとⅡ)出すわ」通勤電車で、ちょっと恥ずかしいからカバーつけて読んじゃおう。Ⅶは、GW中の旅行でルノワールの「読書する女」になったつもり?で読んじゃうわ。一回でもレポートを出してみると、あとは予定を組むって案外簡単?なんて思えてくるから不思議。4月、7月、10月、1月の年に4回の試験に合わせて、科目を群ごとにわけて(同群で試験が重ならないように)、レポートの提出日を自分で決めてしまうのがおススメ。最短卒業を目指す方はびっしり予定を入れてあとはひたすら計画通り。

ピエール=オーギュスト・ルノワール      読書する女 東京富士美術館

2年目以降テキスト科目 レポ貯って?

2年目、3年目まで、びっちり計画通りに進める達人たちは、試験に落ちた時のリスクヘッジも考慮して、「多めにレポート貯金」なるものをしていると聞いてHanaびっくり。(やっぱり定期預金とか積み立て預金とかするタイプの方にはピッタリのやり方ね。)

学士、特別入学者は、2年目、もしくは3年目、普通入学者は3年目で必要な単位をとり終えていた方が、卒論に没頭できるのでおススメである。

しかも、卒論指導登録を完了させた後は、メディアセンターが利用できる為、これでぐーんとレポートが書きやすくなる。もう地元の図書館通いをしなくていいのね!。延長が可能なので、多忙で1か月、文献が全く読めなくてもなんてことはない。どんどん借りちゃおう。テキスト科目を二股、三股してドンドン進めるのがおススメ。こちらがダメでもあちらがOKってことは多々ある。ただし、「基礎テキスト科目」終了前に「応用テキスト科目」・・というのだけは遠回りの可能性が大なのでおススメできない。とても親切な担当教員の示す『履修要綱 科目別』には、「これのあとに、これが良いでしょう」と記載してある(こんなところに教員の優しさを感じるHana)。ここから先に行く前に、給水スポットの位置をちゃんと教えてくれている。この冊子(履修要領 科目別)は、通学生とは異なり、体系的な学びを「自分で組み立て」なければならない、通信生にとって非常に貴重なコンパス&地図なのだ。履修要領という名の「慶応通信の歩き方」と言っても過言ではない。迷ったらそこに戻るのが得策。

単位をとり終える目途が立ってきたら、ウキウキ卒論期

卒論指導は、最低3回の指導が必須だが、春指導、秋指導と一年間に2回しかない為、最低1年6ヵ月要する。つまり、3回分の担当教授による指導を逆算して卒論計画を組み立てる必要がある。例えば特別入学者が4年で卒業を考えているのであれば、遅くとも3年目の秋には第1回目の卒論指導に入っていなければならないということになる。これが、1回遅れるということは、卒業も半年延長されることになるから最短で卒業を考えている方は注意が必要。Hanaはそれで卒業が延長になった学友さん達から涙涙の物語を聞かせてもらっていたので、涙の物語は回避できた。このブログを読んでくださる方々には手続き漏れや予備指導などで涙涙物語にならないでほしい。

*卒論に関しては慶応wiki等に「こんなこともあった」という記事が参考になるかも。

~B&C type~

ここからは「最短卒業に照準を合わせていない」方向け。Hanaは当初、12年間という生涯学習(長期旅行)の予定だった。

1年目・・ 「楽しもう!スクーリング」

Bokkoさん「私、普段は〇〇をしているんです。でも〇〇が学びたくて慶応に入りました。今回は仕事を1週間休んできました。」

Chieさん「私、慶応を一度卒業していて・・」

Hana「え?そしてもう一度?」

Chieさん「そうなんです。どうしても〇〇を。その時、やはりどうしても慶応の先生がいいなと思いまして・・〇〇大ではダメなんです」

などなど、挙げたらキリがないほど、興味深い多様な学友さん達に出会うことができるのがスクーリング。海外、地方からの参加者、普段は専門職、経営者、耳慣れない職業の方まで様々。大人たちが一堂に集まり、同じ興味をもった大人たちが同じ講義を受けるって、本当に刺激的。しかも、年齢、性別も異なるのに、不思議な一体感。Hanaは今でも20代から70代までの素敵な元学友さんと交流している。仕事や家庭以外の新たなステージはHanaの「秘密のサードプレイス」と呼んでいた。新たな出会いは実は自分の新しい可能性の扉でもある。

 

春と秋は週末に、夏は昼間、秋から冬にかけては夜間にスクーリングがある。ゆっくり学びたい人は、夏のお盆の頃、有給休暇を一週間とってみる!子どもを旦那さんに預け楽しそうに参加していた学友さんは、本当に水を得た魚のようにキラキラしていてこちらも嬉しくなったほど。

夏の1クールでも計2科目=4単位は取得できたりする。科目により違いはあるが、一般的に出席、小課題、最終試験(論述)に合格すれば単位取得可能。詳細はスクの概要説明に記載があるので、1日でも出席できない可能性があるのであれば、それも踏まえて申し込みをするのが良いと思う。科目によっては「〇%以上の出席」+論述試験という、社会人にとってはありがたいものもある。初日だけは必ず参加しておくことをおススメする。なぜなら初日はスクの概要、課題、試験についての話がなされることが多いから。加えて、初日のグループワークで学友さんができれば、万が一休んだ時にでもノートを見せてくれる神様のようなお友達に出会えることもあるから・・が2つ目の理由。本当はおススメスクも書きたいけれど・・。お叱りを受けそうなので控えます。

 

1年目 「楽しもう!テキスト科目

 

本屋と図書館では、背表紙をじっくり眺め、興味のある本を片っ端から手に取るHanaです。そのため、蔦屋書店に入ると半日以上、出てくることができないHanaです。

もう大人なので、興味のないことを無理矢理学ぶ時間は若者ほどあるわけではない。しかも就職に有利だから!とか考えなくていい自由な学び。「あ~なんて~素敵な~(^^♪」。当初の目的も忘れそうなほど、楽しそうな科目に浮気心が。その浮気心を見透かすように、Hanaの一番の理解者である家族は口を揃えて「卒業しなくてもいいし、お金に直結しなくてよいのだから、好きなこと、学べばいいのでは?」Hana「そ、そ、そうよね」。Hanaは当初の目的通り、自分が探究して掘り下げたいこと、そして学生時代にタイパやコスパばかりを考え、じっくり向き合えなかったものの扉を開いてみようと、一類と二類、三類の科目の三股をかけ始めた。そのうち本命一筋に。BタイプCタイプの人の学びは航空券とパスポートを持って、行き方も行き先も滞在日数も一応決められた期間(最長12年間)内であれば、自由旅行。前述した通り、「地球の歩き方」に代わるものが『塾生ガイド』と『テキスト科目履修要領』であることは間違いない。必要なページにはインデックスをつけてグルグルマーカーしよう。人の意見や経験(もちろんHanaのもです)はあくまでも人のもの。しかしながら学校発行のガイドはあなただけのMy ページになる得る正しい情報のみが記されているのだから。

Hanaは仕事、子育て、主婦、その他、何足かもわからなくなるほどのわらじを履いており、多忙を極めていたので、少し変わったこともしている。興味のあるテキストを並べたあと、『レポート課題』を併せてペラペラめくってみる。お題は至って短い為、あまり時間がかからない。課題の問いに「答えられそう」「論じることができそう」と思うものは意外と興味深くグングン進められたりする。「テキストを読む前に、お題を読むな!」とお𠮟りを受けそうだが、意外とその答えを探しながらテキストを読んだ方が、流し読みにならないこともあるのではないかと思っている。

2年目以降~12年目 「引き続き楽しもう!」

一度レポートを出したら、もう大丈夫。何事もやってみた!それだけでもやらないよりはずっとずっと素晴らしい!

Chienowaさん「Hanaさん、レポート不合格でした。」

Hana「あら、でも提出したのは素晴らしい。ダメって言われてるところを修正すればいいんだし・・。引きづるのはもったいない。机に出しておくのも嫌だからさっさと片付けちゃおう」

 

~レポートで留意したいこと~

長~く一つのレポートに時間をかけて参考文献を読み進め、作成している場合、「レポート課題が変更になってしまう点」にだけは、注意を払いたい。科目試験が先に受かっている場合は、翌年のレポート課題の方が論じやすいようであれば、思い切って新しいレポート課題で書き直しするのが得策なこともある。コツが掴めるようになると一度で合格するレポートを書けるようになる。Hanaは二人の担当教員を除いては、感謝の思いでいっぱいだった。多忙な中、詳細にチェックしてくださった上に、担当教員のコメントが本当に泣けた。ブログに載せてもいいなら、載せたいほど愛のあるコメントもあった。返却がどうしても遅い科目は、忙しい社会人にとっては非常にキツイ。もしこれで再レポートだった場合は、再度参考文献に戻る必要があり、すっかり何だったか忘れていることもある。借りてきた書籍ならなおさら、また書籍の予約から入る・・そうなると気持ちも萎える。そうならない為にも多忙な社会人大学生は可能な限り、レポートは一回で通るようにしたい。それでも不合格で戻ってきた場合、Hanaは机の上にそれ(不合格)があることがたまらなく嫌なので、赤字のコメント部分をコピーして壁に貼り、通勤途中に考えあぐね、週末にはさっさと片付けるようにして、ジャンジャン前に進んだ。